漆工

漆の部屋は発見がいっぱい!!

超絶技巧!! 螺鈿で表された和歌の世界

国宝 時雨螺鈿鞍

国宝 時雨螺鈿鞍(しぐれらでんくら)

1背 鎌倉時代 14世紀 東京・永青文庫

Ⅰ・Ⅱ期

よく見ると「恋・時雨・原」などの文字があり、「わが恋は松を時雨に染めかねて眞葛が原に風さわぐなり」(慈円「新古今和歌集」)という熱い片想いの歌が読み込まれているとわかります。馬に乗せる鞍にです。どんな武将が作らせたのでしょう。

日本一の嫁入り道具

国宝 千代姫婚礼調度のうち古今香箱

国宝 初音調度(はつねのちょうど)のうち蒔絵十二手箱(まきえじゅうにてばこ)

1合 江戸時代 寛永16年(1639) 愛知・徳川美術館
©徳川美術館イメージアーカイブ/DNP artcom

Ⅰ・Ⅱ期

3代将軍家光の長女、千代姫が、尾張徳川家2代光友に嫁入りしたときの婚礼調度のごく一部です。2歳半の幼子に将軍家の威信をかけた超ド派手婚でした。『源氏物語』の「初音」の帖にちなむ意匠で統一したため「初音の調度」と呼ばれます。