金工

日本金工の美質、ここに集結!

武士(もののふ)のダンディズムと美

国宝 赤韋威鎧

国宝 赤韋威鎧(あかがわおどしのよろい)

1領 平安時代 12世紀 岡山県(岡山県立博物館保管)

Ⅰ期

平安時代後期、武将の着用として制作が盛んとなった鎧(大鎧(おおよろい))。鉄・(かわ)・糸を基本要素とし、有用の中にも武士の美意識をまとわせる日本甲冑独特の美は、ここに始まるとともに、勇壮で毅然とした威容、周到な素材の取り合わせによる構成は、甲冑の最高峰をも示しているといえましょう。備中国赤木家に代々伝わるこの甲冑は、制作当初の姿を良好に留めています。

太閤秀吉の愛した短刀

国宝 短刀 銘 左

国宝 短刀(たんとう) (めい) ()筑州住(ちくしゅうじゅう)太閤左文字(たいこうさもんじ)

1口 南北朝時代 14世紀 広島・ふくやま美術館寄託

Ⅲ・Ⅳ期

「左」は筑前国で活躍した刀工で、作者銘にこの一字を記すことから「左文字」とも通称されます。この短刀は地、刃とも健全な姿を伝えており、さらに左文字の短刀で最も優れた出来栄えを示すとして名高い逸品。豊臣秀吉が所持した伝来から、太閤左文字の号でも親しまれています。