絵巻物

愛すべき、美の古典

王朝美の代名詞

国宝 源氏物語絵巻 柏木(三)

国宝 源氏物語絵巻(げんじものがたりえまき) 柏木(かしわぎ)(三)

絵1面 平安時代 12世紀 愛知・徳川美術館
©徳川美術館イメージアーカイブ/DNP artcom

Ⅲ期

日本文学史上の傑作にして、いまや世界中で読まれる光源氏の恋愛物語。本絵巻はこれを描いた現存最古の作品です。理知的な構図の中に引目鉤鼻の人物や情趣ある景物を配置して、甘美な王朝世界をつくり上げています。

金銀に輝く祈り

国宝 扇面法華経冊子

国宝 扇面法華経冊子(せんめんほけきょうさっし)

5帖のうち2帖 平安時代 12世紀 大阪・四天王寺

Ⅲ・Ⅳ期

扇の形をした料紙に、行事や風俗などのさまざまな下絵を描き、法華経の経文をしたためた作品です。絵の出来映えはいずれも温和でやさしく、金銀箔の装飾も鮮やかで、四天王寺に本冊子を奉納し祈りをささげた王朝人の心の豊かさがうかがえます。