六道と地獄

平安時代の終活!?

六道の底辺に響く臼の音

国宝 地獄草紙(部分)

国宝 地獄草紙(じごくぞうし)(部分)

1巻 平安時代 12世紀 奈良国立博物館 写真:奈良国立博物館(撮影:佐々木香輔)

Ⅰ期

罪人の体を臼ですりつぶす巨大な獄卒たちが、黒暗の中に浮かび上がります。小さな灯りの下でこの絵巻を見た貴族たちの恐怖はどれほどのものだったでしょうか。

修理後初公開!病をめぐる人間の性

国宝 病草紙(眼病の治療)

国宝 病草紙(やまいのそうし)(眼病(がんびょう)治療(ちりょう))

9巻のうち3巻 平安時代 12世紀 京都国立博物館

Ⅰ・Ⅱ期

描かれているのはヤブ医者に目の治療を受け失明してしまう男。題材の奇抜さに目を奪われがちですが、絵は間違いなく一級品。嘘、嘲笑、期待…小さな画面の中に、人間の生態が生々しく表現されています。